「自分を変える」「自分が嫌い」現状打破する突破口を開く3つの手順

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

tim-mossholder-666762-unsplash

今の自分が嫌いとか、自分を変えたいとか、そういった想いは誰もが持っています。人間は、リスクを嫌い、現状維持しようと潜在的に思っている一方、

「本質的には変化したいと望んでいる」

と言われています。現状のしがらみや執着などの一切から解放されたいと、心の奥底では常に思っているという事です。

ですが、心の奥底に蓋をし、

「いま動くのは自分にとって危険なんだ」

「今じゃない今じゃない」

と自分に言い聞かせ、十分に歳をとった頃に後悔しては遅すぎると思いませんか。

自分を変えるとは?

自分を変える覚悟がありますか? 自分を変えるという事は、生きる世界そのものを変えるという事です。

この記事を読んで、

「このまま変われなかったらどうしよう・・・」

と、恐怖するかも知れません。この記事はあなたを脅すかも知れません。

ですが、自分を変える為に必要な、具体的な行動を提示します。誰もが今すぐに始められる簡単な方法ですが、効果は絶大です。

この記事が心を動かし、現状を打破する突破口になれば幸いです。

穏やかな昼下がりにあなたが想う事は

peter-aschoff-638655-unsplash

あなたは歳を取りました。もう行く末は長くありません。穏やかな昼下がりにロッキングチェアに揺られながら、日向ぼっこをしています。気温は温かすぎず寒すぎず、涼やかな風が頬を優しく撫でていきます。聞こえるのは風に揺られサラサラとなびく草木の音、それから遠くの街で響くウェディングベルの余韻・・・。

あなたは夢を見ています。はるか遠く、まだ自分が若かった頃のできごと。時間、体力、情熱、欲望、、、いまは失ってしまった、あらゆる物を持っていた若き日の自分。

夢の中だけでは、何度でもコンティニューを許されるのです。目を閉じる度に、何回も何回もやり直し、いつかの自分が選ばなかった選択に心を奪われるのです。

「あの時こうしていれば・・・」

夢はいつもいいところで終わります。

あなたはゆっくりと目を開けて、夢の続きについて考えます。そして若き日の自分に向けてつぶやきます。

「お前のせいで・・・」

過去ー現在の延長線上に理想の未来は無い

現在から、未来は生まれ落ちる。
ヴォルテール

現在の自分に満足していないのは誰のせいでしょう?

それは、過去の自分のせいです。現在は、過去の自分の行いや選択によって形成されているからです。

例えば、今の職場に満足していないのであれば、過去の自分がその職場を選び、不満を抱えながらも、現状を変えるような行動を起こさずに、現在に至ります。

という事は、現在は過去の自分が作り出しているという事です。そう考えると、未来に希望が湧いてきませんか?現在の自分の行動や選択で、未来の自分が決定されるわけです。

つまり、未来の自分を満足させるには、現在の自分を変える必要があるという事です。

未来の自分を想像してみよう

andrew-neel-137513-unsplash

この1週間を振り返ってみましょう。そして、同じような1週間がこれから1年間続くとします。1年後の自分はどう変化していると思いますか?

もしも、変化していない自分が想像されるのであれば、残念ながら本当に変化しないでしょう。一年後の自分が変わっていないわけですから、二年後も三年後も変わらないでしょう。

もちろん、年齢は変わります。周りの環境も変わります。周りの変化によって、自分自身が変化する事もあるかもしれません。

しかし、それは望んだ変化ではないはずです。環境の変化を甘んじて受け入れ、状況はじりじりと悪化を続け、それでも変わらざるを得ないほど追い込まれていないから、惰性のような日々はいつまでも続いていくでしょう。

変革せよ。変革を迫られる前に。
ジャック・ウェルチ

急にマインド変わって大成功したんです!

rob-schreckhise-40905-unsplash

「なんかいつも通りの毎日を過ごしていたら、ある時急にマインドが変わったんです!それで自分自身も大きく変化して、何もかもが上手くいって、可愛い彼女も出来て、収入も10倍になって・・・・」

上の文章を見て、どう思いましたか?おそらく、すごく違和感を感じると思います。なぜかというと、

「さすがにそれは物語的にありえないだろ!」って思ってしまうからです笑

一人の人間の人生を、一つの物語だと考えた時に、どう考えても辻褄が合わないような展開は、受け入れられないんです。

でも、映画とか漫画だと、こういう展開って結構普通にあったりしますよね。映画は約2時間で物語を完結させる必要があるので、多少強引にでも主人公が大きく変化する、人生の岐路のようなシーンを作る必要があります。

「じつは世界を揺るがすような大きな才能を持っていた」とか、

「謎の実を食べたら急にめちゃめちゃ強くなった」とか、

「急に未来から人がやって来て、人生を変えるような大冒険が始まる」とか。

映画や漫画だと、脚本が巧みだったり演出でごまかしているので、違和感を感じずにスルッと入っていけます。ですが、現実の世界では、違和感を感じるような展開は、基本的には起こりません。

つまり、自分の人生という物語に何らかの変化を求めているのであれば、主人公(自分)が大きく飛躍するような展開を、自分の手で演出していかなければならないという事です。

なぜ自分を変えたくないのか?

人は、一切の執着やしがらみから解放されたいと望む一方、変化を強く嫌う生き物です。現状に満足しているわけでは無い。でも、現状を変えたくない。こういった矛盾は誰もが持っています。

「現状維持バイアス」という言葉があります。人は何かを選択する時に、現状維持を望む傾向が強いというものです。これは、変化するよりも、現状維持の方がリスクが低いと思い込んでいるからです。変化によってもたらされる利益よりも、変化する事で被る不利益を過大評価してしまうのです。

例えば、現在の職場に不満を持っている人がいます。転職をしようかと迷っている状態です。頭の中には、2人の自分がいます。

「転職して自分のやりたい事をやろう!そうすれば人生もっと楽しくなる!収入UPも夢じゃないぞ!」

「転職して次の職場で上手くやれるかな・・・収入が減ったら生活できないかも・・・現状なんとか生活はできているし・・・」

この2人が全うに戦えば、後者の方が勝つ可能性が高い、というのが現状維持バイアスです。

現状維持バイアスは、人生の至る所に顔を出します。例えば仕事なら、明らかに効率的な方法よりも、既存のやり方に固執したり、「この書類作る意味あんの?」とか言いながらも、誰も止めようとしなかったり・・・。

現状維持を望む自分に負け続けていれば、明日も変わらぬ未来がやって来ます。

アインシュタインがこんな名言を残しています。

同じことを繰り返しながら、違う結果を望むこと、それを狂気という。
アインシュタイン

人は、毎日膨大な思考をしていますが、実は95%以上は昨日と同じ事を考えていると言われています。

昨日と同じような事を考え、

昨日と同じような事をして、

昨日と同じように生きているから、

昨日と同じような明日が来るという事ですね。

身動きが取れなくなる前に動きだせ!

昨日を捨てよ。
ピーター・ドラッカー

人は年齢を重ねるほどに、現状維持バイアスが強く働くようになっていきます。今までの積み重ねが多いほど、そこに執着してしまうからです。

過去に自分が積み重ねてきたものは、自分自身の土台となっています。ですが、その土台が大きくなりすぎて、強い重力が発生し、動きたくても身動きが取れない・・・みたいなイメージですね。

この記事をここまで読んでくれているという事は、自分を変えたいという強い想いを持っている証拠だと思います。ですが、その想いはいつか消えます。どんなに強い想いでも、次第に薄れていき、日々の中に霧散していきます。

そして、また何かの書籍やテレビなどに影響を受けて、「よし自分を変えるぞ!」と決意し、何か変化を生むような事をしようとしますが、結局時間が経つにつれて薄れていきます。

「そんな事言わないでよ・・・」

という声が聞こえてきそうですが笑

これは何も、意志が弱いとかそういう事ではなく、人間の脳の構造的に、そうなるのが必然という事です。強い想いを抱いても、その時は脳内でドーパミンが出てやる気が出ますが、ずっとドーパミンが出続ける事は無いので、「変わりたい」という想いは薄れていくんです。

でも何をしたら変わるんだろう・・・

何をなすべきか、いかになすべきか、をのみ考えていたら、何もしないうちにどれだけ多くの歳月がたってしまうことだろう。
ゲーテ

自分を変える為に最も重要なのが、「行動を変える」という事です。逆に言えば、全然変われないのは、「変わりたい」と強く思っているだけで、行動が変わっていないからです。

もしも念力などの特殊なスペックを持っていないのであれば、具体的に行動をとっていかない限り、外の世界へ影響を与える事はできません。

自分を変えるというのは、自分自身だけが変わるわけでは無く、自分の言動によって、

「外の世界への影響力が変わる」

という事です。その影響に対する返りが、例えばお金だったり、人脈だったり、知識だったり、あるいは誰かの笑顔だったりするわけです。とにかく、具体的に、明確に、毎日の行動を変えていきます。

でもこれって、例えば「すぐに起業しよう!」とか言っているわけではありません。やりたい人はやればいいですが、それよりも先ずは、身近なところで、変えやすいところから変えていきます。

なぜ簡単な事から始めた方が良いのかというと、

「自分を変える!」という想いを0にしない為です。

例えば、ブランコって乗っているだけでは、全く動きませんが、何らかの勢いがついて、少し動きだします。そして、その勢いを殺さないように、さらに力を加えていくと、より大きく動きだします。

「自分を変える!」という想いを持っているという事は、ブランコがほんの少し動いている状態です。でも、このブランコは力を加えずにいれば、次第に揺れはおさまり、ピタリと止まってしまいます。

その前に行動を起こしてしまおうというのが、「今すぐ出来る事から変えていく」という事です。

小さな行動でも、毎日継続して行えば、次第にブランコは加速していきます。そして、スピードがMaxまで高まった時に、ぐるりと世界が回転します(※あくまでイメージです、真似しないようにしてください)。回転したその先に、まだ見ぬ新しい自分が待っています。

「やる気が出ない」はチャンスの証

何かを始めようとした時に、猛烈に反発するもう一人の自分に出くわす事があります。

例えば、「将来の為に勉強をしよう!」と意気込んで机に向かったものの、なんだか異様にスマホが気になって思わず手に取ってしまったり。

人間は、何かを始めようとした時に、それを阻止するようにプログラムされています。つまり、現状を変える為の行動は、自分自身の手によって摘み取られるという事です。

  • 急に眠くなる
  • 何かを食べたくなる
  • YouTubeやテレビを見たくなる
  • Facebookを見たくなる
  • いつも聴いている曲を聴きたくなる

その現象は人それぞれですが、とにかく自分自身を邪魔しようともう一人の自分は全力を尽くします。圧倒的な力で、時間とエネルギーを奪いに来ます。

もう一人の自分の言い分はこうです。

「失敗しない保証なんてあるの?下手に動いて今より悪くなったらどうするんだい?昨日と同じ今日を生きれば、リスクを最小限に減らすことが出来るだろう?」

こういう自分が出てきた時は、チャンスだと思って下さい。なぜなら、もう一人の自分は、「自分を変える」というチャンスに敏感だからです。「このままでは変わってしまう!現状維持できない!ヤバい!」という状況に敏感に反応してくれます。

つまり、もう一人の自分が時間とエネルギーを奪いに来た時に、それを乗り越えれば、人生に変化が起こるという事です。逆に、それに従えば、一時的な快楽と惰性の日々が手に入ります。

自分を変える3つの行動

andrew-karn-626673-unsplash

さあ、ここからは実践編です。

現在の行動を変化させ、過去ー現在まで続いてきたレールを、「ガッシャンッ」と切り替えましょう。

まず、先に言っておきますが、特別なメソッドや奥義的なものはありません。むしろ地味な方法です。ですが、変化が起こる時というのは、案外淡々としたものであり、だからこそ気付いた時には大きく変化しているものです。

もしかしたら、

「やりたくないな・・・」

「めんどくさそう・・・」

こういった感情が湧いてくるかもしれません。ですが喜んでください。それはもう一人の自分からの警告です。つまり、自分を変えるチャンスであるという証です。

引いて足して継続する

変化を生むための手順は、大きく分けると3つです。

  1. 引き算
  2. 足し算
  3. 継続

この順番が重要です。まずは引き算をします。つまり、自分の人生にとって不要な物を徹底的に引いていきます。悪しき習慣や、溜めこんだ物、為にならない人脈の整理などです。

不要なものが無くなれば、自然と新しいものが入ってきます。この段階が足し算です。良き習慣や理想の未来に向かうための行動を生活に取り込んでいきます。

そして、良い習慣を作ったら、それを続ける事です。多くの物事は、継続しなければ、どのような結果も生む事はできません。行動に対する結果を得て、軌道修正しながら前に進んで行きます。

引き算~過去の自分を脱ぎ捨てる~

s_james-e-photography-620842-unsplash

では、まずは引き算から解説していきます。この段階は、いわば飛び立つ前の準備の様なものです。一気に大空へはばたく為には、不要な物を捨て、体を身軽にしなければなりません。

まずは不要な習慣を捨て去る方法を紹介します。

現状維持バイアスという言葉を思い出してください。人は、何か大きなきっかけでもない限り、昨日と同じ選択をします。習慣も同じです。現在の自分に根付く、いくつかの習慣を振り返ってみましょう。

読んでばかりいたら退屈でしょう。ちょっとメソッドっぽくしましょう。

①過去一カ月を振り返り、自分の中にある習慣を紙に全て書き出す。

②その習慣によって、なにを得ているか?を書き出す。

③その習慣によって、なにを失っているか?を書き出す、

④その習慣について、未来の自分(理想の自分)は何と言うだろうか?

⑤ネガティブな習慣を捨てる。

例)

習慣:YouTubeで関連動画をダラダラ見る

得るもの:暇つぶし、楽しい、退屈、孤独

失うもの:時間、スマホの充電

未来の自分から一言:もっと楽しい事ほかにあるよ。観てるばかりの人生は辞めて、自分の人生の主人公になろう。

こんな感じで、習慣を一つ一つ精査していきます。こうする事で、自分が何に時間を使っているのか明確になり、自分の人生が変わらない原因が浮かび上がってきます。

④については、理想の自分になり切って、現在の自分に物申すようなイメージです。これはfake itというメソッドで、そういう自分になった振りをする事で、本当にそういう人の言動が手に入るというものです。

カンフー映画を観終わった後に、なんだか自分が強くなった気分になって、一時的に言動が変わったりしますが、これは自分にカンフーの達人の感覚がちょっと乗り移っているようなものです。こんな感じで、理想の自分を具体的にイメージして、感覚を憑依させてみてください。イメージ出来ないなら、憧れの人や、漫画や映画のキャラクターでもOKです。

不要な習慣を捨て去るために

最も重要な決定とは、何をするかではなく、何をしないかを決めることだ。
スティーブ・ジョブズ

習慣というのは、「なんとなくやってしまう行動」です。なんとなくやってしまうのは、少ないエネルギーで行う事が出来るからです。書き出した習慣を見てください、ほとんどの事は、今すぐ実行できるような簡単な事じゃないですか?

不要だと思った習慣を、完全に捨て去るために、これらの習慣を簡単に実行できなくします。

例えば、YouTubeをダラダラ見続けてしまうという習慣を捨てるのであれば、スマホ上からYouTubeのアプリを削除します。ブラウザのお気に入りからも削除します。こうすれば、YouTubeにアクセスするのに必要なエネルギー量を増やすことが出来ます。

「たったそれだけで変わるの?」と思われるかもしれませんが、大分変わります。いちいちGoogleで検索しないとアクセスできないという手間は、思いのほか腰を重くします。

どうしても消したくないスマホアプリなら、ホーム画面から、2ページ目以降に移すだけで、アクセスする回数は減ります。また、通知機能も切りましょう。

テレビなら、リモコンの電池を抜いたり、プラグを抜いて主電源を切りましょう。

「実行するまでに必要なエネルギー量を増やす」

これを意識して、不要な習慣を完全に捨て去りましょう。

部屋、職場から不要な物を捨てる

tina-rataj-berard-168378-unsplash

習慣の次は、物です。普段自分が長くいる所にある、不要な物を捨て去ります。それらの物は、過去ー現在までのレールで運ばれてきた物です。未来へのレールに乗せる必要が無い物は捨てます。

捨て方は自由ですが、メソッドっぽくしましょう。

①箱をいくつか用意する。

②部屋にある物を全てそこに入れる。

③必要になった物は取り出して使い、所定の位置に戻す。

④2週間後、箱の中にある物を全て処分する。

物を捨てる時は、思い切りの良さが重要です。物には情や執着が宿ります。だから捨てられないのですが、だからこそ捨てるべきなんです。

情や執着というのは、自分自身と、見えないパイプで繋がっているようなイメージです。そのパイプから、意識や時間が奪われるだけでなく、過去ー現在までが作り出した自分のイメージを、より強固なものにしていきます。

つまり、不要なものに囲まれていると、変化するためのエネルギーを奪われるだけでなく、変化したくないという現状維持バイアスが掛かり続けます。心の底では不要だと思っている物を、捨てずに持ち続けているという事は、新しい物を拒み、現状維持を選択し続けているという事です。

人生を停滞させているパイプを断ち切るために、不要なものはスパッと思い切りよく捨て去りましょう。

最も自分を変えやすいタイミングとは?

noah-silliman-107988-unsplash

人生の中で、最も自分が変化しやすいタイミングというものがあります。それが、卒業・入学・退社・入社・結婚・離婚・引っ越しなどで、ライフスタイルがガラリと変わり、一緒にいる人や会う人が変わる時です。

例えば、大学に入学する場合を考えましょう。慣れ親しんだ地元から離れ、今日から一人暮らしが始まります。見慣れた部屋から、真新しいワンルームの部屋に移り住み、周りには自分を知る人はほとんどいません。

こういう状況こそ、もっとも人が変化しやすい状況です。高校生までは目立たない普通の生徒だったけど、大学に入り、人が変わったようにイケイケになったという人は多いです。これは言わば、環境の変化を上手く利用した例です。

クラスメイトや家族の目が気になって、変化を恐れていたけれど、その呪縛が外れた瞬間一気に変化したわけです。

つまり、過去ー現在までの自分を知る人がいないところでは、「自分はこういうキャラ」というリミッターが外れるので、今までの延長線上の自分とは違う生き方をしやすいのです。付き合う人(周りにいる人)が変化すれば、自分も変わるという事です。

大きな変化を求めるならば、付き合う人を変えましょう。

足し算~新しい習慣の構築法~

morgan-sessions-6255-unsplash

さあ、引き算の次は足し算です。ここまで、不要な習慣や物、人脈を徹底的に引き算してきました。随分と、暮らしがシンプルになっているはずです。

ハッキリ言って、ここまで来たらもう8割方上手くいっているようなものです。不要な物を取っ払えば、新しい物が勝手に入ってきます。

ですが、古き不要な習慣を捨て去って、新しい不要な習慣を手にしていては意味がありません。(変化したという意味では成功ですが・・・)

どうせなら、価値のある習慣を身につけたいと思うでしょう。価値のある習慣、というのは、人によって定義が異なるので、絶対的にこれが正しいというものでは無いですが、一応定義付けしておきましょう。

「価値のある習慣=理想の未来に繋がる習慣」

こういう事にしておきましょう。

さて、理想の未来に繋がる習慣って、どんな習慣でしょうか?

どんな習慣を身につければいいのか?これは人によって違います。ここでは、良い習慣を構築するための方法をいくつか紹介します。

早起き出来る人は変われる

朝寝は時間の出費である。しかも、これほど高価な出費は他にない。
アンドリュー・カーネギー

いきなりベタ中のベタですが、早起きして朝活するのは非常におすすめな方法です。早起きの利点は2つです。

  1. 他人の邪魔が入らない
  2. ライフスタイルが変化する

新しい習慣を身につける時に、一番邪魔なのが、外からの妨害です。要は、早朝ならば、自分以外の、コントロール出来ないところから邪魔が入るのを防ぐ事が出来ます。

2つ目は、早起きする事で、必然的に早めに寝るようになるという事です。日付が変わってからじゃないと寝れないという方もいるかもしれませんが、早起きしていれば自然と早寝の習慣が付きます。

人によっては、「夜の貴重な時間が減ってしまう・・」と、お嘆きになるかもしれません。ですが、意外となんとかなります。夜の時間が短いとなれば、無駄な事をしなくなり、やるべき事を早め早めに終わらせるようになるので、むしろ出来る事が増える感覚すらあります。逆に言えば、それまでいかに無駄に時間を浪費していたか気づかされるでしょう。

ちなみに、睡眠時間は6時間以上確保するのがおすすめです。せっかく早く起きても、頭が冴えていなかったら、むしろ逆効果になりかねません。

3週間の壁を超える方法

max-bender-480506-unsplash

現在の習慣は、「実行するのにエネルギーをあまり必要としない」という話をしました。逆に、新しい習慣を身につけるには、大きなエネルギーが必要です。電化製品も、起動直後が一番電力を消費します。

新しい習慣を作るのは、まだ足を踏み入れていない未開の地を歩くようなものです。初めのうちは、草木が生い茂っている獣道ですが、何度も同じところを通っていれば、次第に歩きやすい道になっていきます。

脳の構造的には、3週間続けられたことは、その後も習慣として続けられる可能性が高いと言われています。つまり、まずはどんな手を使ってでも3週間続ける事が第一の課題になります。

悪しき習慣を絶つには、「それを実行するのに必要なエネルギー量を増やす」でしたね。今度はその逆です。新しい習慣を実行するのに必要なエネルギー量を減らし、3週間の壁を越えていきましょう。

天使と悪魔

joshua-jordan-260400-unsplash

例えば、ダイエットや体力づくりの為に、ジョギングの習慣をつけたいとします。あなたなら、自分の生活にどのようにジョギングの時間を組み込むでしょうか?

ありがちなのが、「時間がある時にやる」とか、「休みの日に気が向いたら」とか、そういう不定期でやってしまうという失敗です。多くの場合、こういった不定期なものは続きません。なぜなら、「今やるべきかどうか」という葛藤が自分の中に生まれるからです。

葛藤とは、例えるならば自分の中の天使と悪魔の闘いです。

天使「時間あるし今ジョギングしよう!目指せマイナス5キロ!」

悪魔「今じゃなきゃダメなの?天気も悪いし明日でいんじゃね?」

天使も悪魔も、結局は自分なので、自分と自分が闘い、そこで大きくエネルギーを消費してしまいます。新しい習慣を作るなら、葛藤を生まないような方法で続けましょう。

葛藤を生まない習慣の作り方

では、葛藤を生まない方法とは、どういう方法でしょう。それは、

「毎日決まった時間にやる」

という事です。なにも特別な事は無いですが、これが一番効果的です。ある程度習慣化に成功したら、不定期でも葛藤は生まれなくなりますが、始めのうちは、とにかく毎日します。

3週間続けると、それをやるのが当たり前という状態になり、悪魔もいちいちイチャモンつけなくなってきます。毎日通っている道なので、顔パス状態になるというイメージです。

毎日やる。では具体的にいつやるのか?という事が問題になってきます。これももちろん、「それを実行するのに必要なエネルギー量を減らす」という観点から考えます。

例えば、ジョギングならば、早朝よりも夕方~夜の方が向いています。なぜなら、夕方以降の方が、体温が高く体が軽いからです。

では、将来の為の勉強をするなら、いつやるのがいいでしょう? 夕飯をお腹いっぱい食べた直後でしょうか、それとも頭がクリアな早朝などの時間帯でしょうか。当たり前と言えば当たり前なんですが、こういったベストな時間帯を決める事は非常に重要です。時間が決まれば、それをスケジュールに組み込んでしまいましょう。

慣れてきて、良い習慣が幾つも出来てくると、習慣と習慣の間にすきま時間が生まれます。このすきま時間に、雑事など、やらなければいけない事をやる、という風に自然になっていくので、生活に無駄がなくなり、自分でも驚くくらい一日の濃度が高まっていきます。

毎日続ける≠毎日完璧にこなす

真面目な人ほど、三日坊主になりやすい傾向にあります。なぜかと言うと、毎日続けるという習慣を自分に課す時に、真面目な人は、毎日完璧に続けようとします。

例えば、ジョギングならコースをしっかりと決めて、このコースを歩かずに走りきる事で、達成とみなし、それでようやく今日のノルマを達成という感じです。

ですが、新しい習慣を作る段階においては、こういった完璧主義は必要ありません。なぜなら、今はまだ、新習慣を作るという事が一番の課題だからです。完璧主義になればなるほど、達成するのが困難になり、「結局また続かなかった・・・ダメな人間だ」と自己否定に走ります。

こうならない為に、「毎日続ける」という事のハードルを目いっぱい下げてしまいましょう。ジョギングであれば、ウェアを着て、外に出た時点で、もうその日はクリアとみなします。もちろん、そのまま走ればより良いですが、近所を軽く走るくらいでも問題ないのです。とにかく毎日ウェアに着替えて外に出るんです。これが習慣化されれば、自然と走る事へのハードルは下がります。

継続~変化し続ける極意~

bruno-nascimento-149663-unsplash

古き習慣を捨て、理想の未来へと繋がる良き習慣を手に入れたとします。ですが、まだ安心はできません。苦労して作った習慣も、崩れ去るのはあっと言う間です。

続いていたことが終わる時ってどういう時でしょう?

それは、気が抜けた時です。「フーッ」と息を抜いてしまった時です。

例えば、ジョギングの最中に、最も足が止まりやすいのが、上り坂を登り切ったその瞬間です。必死に坂を上り、なんとか足を止めずに登り切って、平坦な道に出た瞬間に「フーッ」と気が抜けて足が止まってしまうのです。

仕事でもそうです。大きな案件が、ようやく片付いた時に、それまでの緊張の糸がプツりと切れてしまうように、一気に気が抜けて平常の仕事に身が入らなくなったりします。

勉強もそうですね。将来の為に必死に勉強していても、試験が終わった瞬間に、それまで必死に勉強していたのが嘘のように、怠惰な生活に落ちていくなんて事もあります。

このように、人は大きな山場を越えた時に、「フーッ」と息を抜いて、足を止めたくなるのです。

良い習慣も同じで、その習慣を続けたことで、何かを得たり、何かを達成した時は要注意です。例えばダイエットなら、「3キロ痩せた!」とか分かりやすく効果が現れた時ほど、「良し!効果出てる!このまま続けよう」と改めて気を引き締める必要があります。

もしも、順調に目標に近づいている時に「フーッ」と息を抜きたくなったら、

「あ!これが例のやつか、皆ここで挫折してしまうんだなー、確かに一休みしたくなるよなー、これだけ頑張ってきたから、でも私はもうちょっと先に進もう!」

こんな感じで、自分を俯瞰して見て、よくやっている自分を肯定しながらも、さらに先を目指して進んでいくようなイメージを持ちます。こうする事で、過去の自分のイメージに引き戻されそうになるのを防ぐ事が出来ます。

身近な人ほど要注意

家族や友人、恋人など自分と距離が近い人が、時として自分の変化に水を差すような言動をとる事があります。

人は変わりたいと望みながらも、変わるのが怖い、現状維持でいい、と思っているという話をしました。これは、なにも自分自身だけではなく、周りの人(特に近しい人)や環境にも同じように思っています。

家族や友人に、

「やりたい事が見つかったから仕事辞めようと思ってるんだけど・・・」

と相談すると、多くの場合、「考え直したら?」とか、「今じゃないとダメなの?もう少し続けたら?」という現状維持的な答えが返ってきます。

あるいは、恋人に、

「髪型変えてイメチェンしようと思ってるんだけど」

と過去の自分と大きく異なる髪型などを提案すると「なんか○○っぽくないよねー」と否定されたりします。

これは別に、邪魔をしようと思って言っているとかじゃなくて、無意識的に「この人を変えたくない」と思っていて、それが言葉として表面化されると、現状維持を望むような答えになるだけです。(意図的に邪魔してくる人もたまにいますが・・・)

あなたの夢を潰しにかかる人達の事を、ドリームキラーと言いますが、基本的には悪意を持っているわけでは無い(むしろ自分の事のように本気で考えてくれているから現状維持を望む)、という事を理解しておいてください。

自分が変われば周りも変わる

alvin-mahmudov-619847-unsplash

もしかしたら、自分が大きく変わっていく過程で、身近な人との別れが来るかもしれません。これは、表面的に見たら「別れ」という悲しい捉え方になるかもしれません。ですが、それは過去への執着なので、手放さない限り次へは進めません。

人は繋がりの中で生きている以上、自分だけを変える、という事は出来ません。自分を変えるという事は、他者との関わり方も変えるということなので、より深い付き合いになる人もいるし、新しい出会いもあるし、逆に離れていく人もいます。

人間関係を長続きさせるコツ

jehyun-sung-486247-unsplash

なぜ離れていくのかというと、心の温度に差が出て、居心地が悪いと感じるからです。親しい人や一緒にいたいと感じる人というのは、「居心地がいいと感じる温度が近い」という事です。

例えば、お風呂の温度って、人によって快適な温度が違いますよね。自分が快適だと感じる温度でも、人によっては熱すぎたり、ぬるすぎたりします。イメージとしてはそんな感じです。

前にテレビ番組を観ていて、「なるほど!」と思った一言があったのですが、それは、

「バンドが長く続いているのはぬるま湯だから」

という一言です。これは、40年以上も同じメンバーで続いている、THE ALFEEのリーダーである、高見沢俊彦さんの一言です。

バンドって、多くの場合、メンバーが抜けたり入ったり、活動休止したり、復活したり、解散したりするので、同じメンバーで何十年も続く事って相当稀です。

そのバンドのリーダーが「ぬるま湯」という言葉を使ったのが意外で、すごく心に残っているのです。これって、別に「ぬるい関係性で、適当にダラダラ続けてる」みたいな事ではなく、メンバー全員にとっての、快適な温度をキープし続けているという事です。

例えば、バンドの中心メンバーだけが温度が高い状態で、やる気がみなぎっていても、他のメンバーが冷えていたら、ただの空回りになってしまいます。逆に、皆が熱くなって「頑張っていこう!」みたいな状態でも、たった一人冷めたメンバーがいたら、水を差すような言動をして、自分の快適な温度まで下げようとします。

これは、職場、家族、友達のグループ、恋人同士、などあらゆるコミュニティで共通する法則の様なものです。

恋人同士でも、相手が冷めていると分かっていて、でも別れたくないから、必死に心をこちらに向けようと思えば思うほど、温度差が大きくなり、結果的に破局してしまう、みたいな事があります。

これは、自分の快適な温度にする為に、相手を変えようとしているという事です。つまり、自分の都合を最優先させたがために、相手はどんどん居心地が悪くなって、離れていってしまったのです。

THE ALFEEは、曲を作る時に、「ここは絶対俺が唄うんだ!」という気持ちは全く無く、メンバーがそれぞれ輝くように、お互いを引き立てあうように曲をつくっているそうです。

コミュニティを長続きさせるコツは、周りを自分に合わせようとするのではなく、自分と相手が、心地いいと感じる温度を探りながら、一緒に前に進んで行くような関係性を築くことです。

もしかしたら、自分が変わっていく過程で、身近にいる大切な人(家族、仕事仲間、友人、恋人など)と温度差を感じるような出来事が起こるかもしれません。その時は、相手を変えようとしてはいけません。もしも本当に大切な人で、一緒に成長していきたい、これからも長く付き合っていきたい(利己的な執着ではなく)のであれば、お互いにとっての適温を探し、そこに向けて努力をしましょう。

あなたは自分を変える事に成功した

alejandro-alvarez-150148-unsplash

あなたは自分を変えることに成功しました。過去からの延長線上の自分を捨て去り、理想の未来へと進む新しいレールの上にいます。

もしかしたらこう思うかもしれません。

「なんて無駄な時間を過ごしていたんだ・・・もっと早く変われていたら・・・・」

ですが、自分を変えるという事は、過去の自分を否定するという事ではありません。

過去の自分が経験した事と、これから新しい自分として経験する事、どちらもこれから先の人生で重要な意味を持ちます。

もしかしたら、過去の自分の記憶が蘇り、元の自分に引き戻されそうになるかもしれません。ですが、そんな時はむしろチャンスであると考えて下さい。

過去の経験を、現在の自分(成長した自分)から見て、

「あの時はほんとダメダメだったなー最低な毎日だった・・」と否定するのではなく、

「あの時の経験が今、こういう形で生かされているんだな、成長するために必要な経験だったんだ」と考える事で、新しい気づきが生まれます。

痛みを知っている人ほど他人に優しくなれるし、孤独を知っている人ほど、他人の心をよく理解しようとします。

物語の主人公の多くは、順風満帆な人生を歩んできたわけでは無く、過去に大きな傷や闇を抱えていたりします。だからこそ、そのギャップの分だけ魅力的に見えるのです。

最後に

長いので簡単にまとめると、

人は本質的には変わりたいと思っている。(執着やしがらみからの解放)

でも、変われないのは現状維持を望むような選択を無意識的にしているから。(現状維持バイアス)

そういった、過去からの延長線上の習慣や物、人脈などを整理し、新しい自分に変わる為の習慣を作る。そして継続していく。

自分が変わっていく過程で、周りも変化していく。成長するために必要な別れもある。でも、一緒に成長していきたい大切な人との出会いもある。

そして、過去の自分を否定せずに、成長した自分から見て新たな気付きを得て、さらに成長していく。

・・・凄く簡単にまとめましたが、こんな感じですね。

ここまで長い文章にお付き合いいただき、ありがとうございます。そしてお疲れ様です。ちょっと長い文章を読んだので「フーッ」となっているかもしれません。笑

ですが、読んだだけで満足せずに、ぜひ行動に移してみてください。自分を変えるのに、特別なきっかけはいりません。変わりたいと思った瞬間から、もうすでに変化は始まっているのです。

もしも、今忙しすぎて何もできないのであれば、たまにこの記事を読み返してみてください。「自分を変えたい!」という想いを保つ事に少しは役立つはずです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする