「人生に迷った時は・・・」偉人や成功者が口を揃えて言う一言とは?

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 この文章は、あなたに最善の道を指し示すために書かれたものではありません。

 新しい何かへの一歩を踏み出す勇気やきっかけが見つからず、ぐるぐると際限なく回転と自転をくり返している方にアイディアやヒントを共有したいと思って書きました。

 今いる場所から離れるための脱出速度を求めている方は読み進めてください。ただし、それはあなたの幸せを保証するものではないことを約束しておきます。幸せになる方法は各々が自分で見つけてください。ここにそれはありません。

 では、ここからが本文です。

人生に迷った時は

私は、人生の岐路に立った時、いつも困難なほうの道を選んできた。
岡本太郎

 日本を代表する天才芸術家、岡本太郎が残した言葉です。簡単そうな道を選ぶのではなく、難しそうな道を選べよという、至極シンプルな判断基準です。

安全にやろうと思うのは、一番危険な落とし穴なんだ。
スティーブ・ジョブズ

 スティーブジョブズが安全そうな道を選んでいたら、iPhoneやiPadなどの革新的な製品は開発される事は無かったはずです。Appleが世界を驚かせる、魅力的な製品を作れたのは、すでに世の中にある売れている商品を作るだけではなく、理想を追い求め、新しい価値を創造するという困難な道を選び続けてきたからです。

危険だ、という道は必ず、自分の行きたい道なのだ。

いいかい、怖かったら怖いほど、逆にそこに飛び込むんだ。
岡本太郎

 迷っているという事は、危険そうな道に魅力を感じているという事です。「こっちの道に進みたい!」という感情と、「ここにとどまれ!」という”現状維持バイアス”が綱引きをしている状態です。人間に備わる、「リスクを避ける」という本能に抗うような選択をしたいと思う自分がいるのです。

安易な道は効率的だし時間もかからない。困難な道は骨が折れるし時間もかかる。しかし、時計の針が進むにしたがって、容易だった道が困難になり、困難だった道が容易になるものだ。
カーネル・サンダース

この世に存在する上で、最大の充実感と喜びを得る秘訣は、危険に生きることである。
ニーチェ

困難の中に、機会がある。
アルベルト・アインシュタイン

危険を避けるのも、危険に身をさらすのと同じくらい危険なのです。人生は危険に満ちた冒険か、もしくは無か、そのどちらかを選ぶ以外にはありません。
ヘレン・ケラー

1のリスクしか無い事はしない、10のリスクがある事をする。達成すれば10の成果がある。
矢沢永吉

「成功しない人の方が多いでしょ?失敗したらどうするの?」

 困難な道を選ぼうとしたとき、必ず周りの人間がこのような正論で足を引っ張ってきます。これは確かに正しいかもしれません。でも、理想に向かう途中でコケるのを失敗というのなら、理想を夢見て眠り続けているのも失敗です。安全そうな道の先で、運よく成功を拾えることを願い続け、何も手にできないことも失敗です。おそらくそれは、人生の終盤で、後悔という形でようやく実感するものです。

 どんなに優れた人でも失敗し、そこから学び、適応し、理想へと近づいていきます。GoogleだってAppleだってAmazonだって、過去を洗えば失敗の山です。世界屈指の頭脳を持つ人たちが、膨大な時間と労力を使い、盛大にコケまくっています。ただ、それが全く意味をなさないということはありません。失敗した事業はさまざまな教訓を教えてくれるはずです。

 つまり、自分が失敗したことに早く気付けることが何よりも重要です。「あの時行動していれば・・・」という失敗に、年老いてから気づくのでは遅すぎるということです。

「困難な道を選べるのはタフな人、才能のある人だけでしょ?」

 困難な道を選んだが最後、肉体的、精神的な苦痛を、無条件に受け入れなければならないと思っている人は多いようですが、そうじゃありません。なぜなら、歩み方は自分で決めることができるからです。人それぞれ歩幅が違い、歩行速度も違うように、理想への歩み方も違って然るべきです。

 わたしは今でこそ企業に属すことなく、文章を書くことで生計を立てていますが、サラリーマンだった当時の自分からしたら、それはひどく困難で、夢のまた夢のようなものでした。お金を得る=時間(労働力)を売る、ということを当たり前に信じていたのですから無理もありません。

 でもわたしは、理想の生活を求め、その道を歩むことを決めました。そして、勤めていた会社をスパッと辞め、血のにじむ思いで日夜勉強に励み、またたく間に才能を開花し、自由な生活を手に入れることができました・・・と、そんなはずもなく・・・。

 わたしは人よりメンタルが弱いと断言できるし、(コミュ障すぎて会社では浮きまくっていたし)、どう考えても器用な性格ではないと自覚していたので、スパッと仕事を辞めるなんてことはしませんでした。そんなことをするのは、わたしからしたら【無鉄砲】なギャンブルのようなものです。でも、そこで何もせず、理想を夢見続けるという選択もまた、【保留】という名の無責任なギャンブルでした。

人生はギャンブルのようなもの

 人生は不公平なものです。生まれ落ちた瞬間から大量のチップを持っている人もいます。それは、

  • お金や人脈かもしれないし、
  • 才能や体力やIQ、
  • あるいは性別、
  • 生まれ落ちた時代かもしれません。

 「あーなんて不公平な世界なんだ」と馬鹿らしくなることもあるでしょう。でも、この日本において、チップを一枚も持ってないという人はいないでしょう。日本という裕福な国に生まれた時点で、最初からボーナスチップを大量に持っているようなもの。

 ただ忘れてはいけないのは、チップの量は、時間の経過によって変動し、基本的には減り続けています。

 若さは、刻一刻と減り続けているし、知識やスキルはアップデートしなければ価値のないものになり下がります。多くの場合、手持ちのチップは、そこにあったことすら気づかれずに、いつの間にか消失しています(人は自分自身が持っている価値を認知するのが下手です。「”若さ”が大きな価値を持っている」と知る頃には、人は歳を取り過ぎています)。それゆえに、自分が持つチップを、「どこにどれだけベットするのか?」を、戦略的に考える時間を持つことはありません。

 人生の中で、どんな選択をするにしても、そこに意志決定がある以上、選んだ未来に賭けていることに変わりはない、それならば、【無鉄砲】でも【無責任】でもなく、【戦略的な賭け】でなければならない・・・なんてことを、当時考えていたかは忘れましたが、まあそんな感じで、わたしは行動することに決めました。

あなたは手持ちのチップを把握しているか?

 「企業に属さない」「文章で生計を立てる」という道を選ぶと決めたわたしが、まず何をしたかと言えば、仕事終わりや休みの日を使って、ブログの立ち上げです。ブログを立ち上げてはボツにし、それを何度も繰り返し、書き続けるなかで、スローに成長し続けて、ようやく自由な生活を手にすることができました。本筋とは関係ないのでさらっと書きましたが、それには多くの時間を必要としました。

 わたしはメンタルが弱いし、器用な性格ではないけど、人より諦めが悪く、仮説検証を繰り返し改善していくことに面白さを感じることができます。そして、そのことを知っていました。つまり、自分自身の短所も長所も知ったうえで歩み方を決めました。

 自分が持っている長所は得てして、「こんなものを長所と言っていいのか?」と首をかしげたくなるようなものだったりします。でもそれが長所や才能だと気づいた瞬間、それはベット可能なチップへと変わります。

困難な道=ハードモードではない

 偉人たちの多くは、「困難な道を選ぶ」ことを推奨しています。ですが、困難な道を選ぶことは、決して辛さを無条件に引き受けることではありません。「短所で戦う」ことでもないし、「逆境の中を突き進む」ことでもありません。ここを勘違いしていると、わざわざハードモードで人生をプレイしようとしてしまいます。(もちろん、それを選ぶのも本人の自由です。)

 もしも辛かったら助けを求めるか逃げればいいし、短所で戦わなければならない状況なら、得意な人に任せるか逃げればいいし、逆境のときはじっと耐えるか逃げればいいです。

 ただ、自分で選んだ道ですから、何を得ることもなく、すぐに退散するなんてことにはならないはず。結果はどうであれ、そこから学びを得ることは可能です。得られた結果から、自分に合った歩み方を模索していけばいいだけのこと。

情熱なんてすぐに冷めてしまうから動き続けるしかない

 人生に迷った時、進みたい道があるのであれば、迷っている暇はありません。時間の経過と共に情熱は失われ、行動しない言い訳の山が築かれます。小さな事でも良いので、とにかく行動に移してしまいましょう。一歩目は小さいほどいいです。

 困難な道の反対にあるのは、

「普通ならこうする」

「みんなこうしてるから」

「こうしなければいけない」

こういった、思い込みで踏み固められた道です。

世界には、きみ以外には誰も歩むことのできない唯一の道がある。その道はどこに行き着くのか、と問うてはならない。ひたすら進め。
ニーチェ

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コメント

  1. appy より:

    偉人の言葉は勇気を与えてくれます。

    • soycats より:

      安易な道を選びがちですが、チャンスが多いのは、いつだって困難な道なんですね。

  2. ヤマネコ より:

    いつも困難な道を選ぶ自分に、なんでわざわざ苦しい方を選択するんだろう…と疑問を抱いていました。
    辛い道を選ぼうとするときは、不安や迷いがわいてきて将来に対する怖れの気持ちにとらわれてしまいます。
    そして自分だけが辛い状況にいるような錯覚に陥ります。
    でもきっとみなさん、同じように悩んで立ち止まって決断されてるんですよね。
    色々な言葉に勇気を貰いました。
    私の場合は、きっと困難を乗り越えた先にある充実感とちょっぴり成長した自分に会えるのが楽しみなんだと思います。
    だけど、困難を前にして一旦おじ気づいてしまうんですよね。
    でも、やっぱり勇気を出して自分の決断を信じて前進しようと思います。
    ありがとうございます。

  3. まる より:

    自分が選んだ道だから、ただ、後悔しない様に、夢中で進む。

  4. はむ より:

    他人が敷いた辛い道ではなく、自分で選んだ辛い道の先に光がある事をお忘れなく。他人のレールの先には崖しかないよ。

  5. ぺんぎん より:

    こういうのって、つくづく変だと思う。
    悩んだ時に危険を選んで正解だった人が 表舞台に出て生き残れるのだから
    当たり前じゃないか。

    「その確信が持てない=危険を選んで案の定、失敗した人」ってのが
    裏にどれだけいるのか。
    その数がわからなければ、確率的に「危険を選べば正解」とは言い切れないぞw

    • soycats より:

      そうですね。危険な道=正解ではないと思いますよ。
      危険な道を選ばなければいけない、という事ではなく、
      むしろ逆で、~しなければいけないとか、普通はこうする、これが正解、
      みたいに思いこんでいる事を疑ってみることが重要なんだと思うんです。

    • km より:

      同感です。
      客観的な意見、ありがとうございます。
      悩んだ時に「辛い方を選択して正解だった、かつ表舞台に出てこれた人」の意見だけ
      取り上げて、辛い方を選ぶべきと考える方向に誘導されるのはどうかな?と思います。

      • soycats より:

        選択するのは自分です。
        その選択のリスクを背負うのも自分です。

        この記事を読んで、「誘導された」と感じる方がいるとしたら、
        その方は、まだまだ自分の意志で物事を選択するという事を理解していないのでしょう。

        まずは今日のランチを自分の意志で選択する事から始めてみてはいかがでしょう。

  6. mg より:

    人それぞれ『辛い』の尺度は違う。
    困難な道など、選べる人間だけ選んでいればいい。
    こういった才能と資質に恵まれて生まれ育っただけの傲慢な人間らの戯言に惑わされ、
    既に限界の辛さを抱えながらも精一杯生きている人が、さらに辛さを背負い潰れてしまわないことを切に願う。
    多くの人がそれで死んでいった。どうか『貴方』は死なないで。

  7. かれえ より:

    困難な道を選んで成功した人の影に何人の失敗した屍があるんだろう・・・

  8. ささや より:

    危険な選択を勧めているのではなく、誰もがさける道にこそチャンスが眠っているということです。

    とはいえ、さけられているだけあって成功率は低いです。

    破産や破滅しないよう、リカバリーできる範囲でベットしていくのがポイントです。